CHUWI HiBookは、Windows 10とAndroid Lollipopのデュアルシステムを採用しています。これからタブレット・ノートの購入を検討しているユーザにとっては魅力的な商品です。これ1台でタブレットしても使えるし、ノートとしても使うことができます。低価格商品ですが、さほど安っぽくは感じません。
CHUWI HiBookは、この1台でWindows 10 と Android Lollipopの2つのOSを起動することができます。2万6千円程度で購入できる安価なデュアルブートタブレットとしては、驚くほどよいと感じました。さほど処理速度が早いわけではありませんが、価格を考えれば仕方ないでしょう。コストパフォーマンスで購入を検討してください。
どのようにデュアルブートを使えばよいのでしょうか、また1つのデバイスに2つのOSを入れる意味は?
Chuwi HiBookは10.1インチ1920×1200の解像度を備え、すべてメタル製の一体ボディデザインです。画面は廉価版タブレットとしては、十分に明るいし精細です。タッチ スクリーンは迅速に応答します。しかし、極端に尖ったスタイラスペンを使用すると問題が起こるかもしれません。
インテルのCherry Trail Atom-X5 Z8300 CPUは、基本的な WindowsとAndroidアプリを動かすことができます。
CPUパワーを必要とするアプリを実行する必要がある人は他のタブレット・ノートPCを選択した方がよさそうです。
重量級のゲームやハイエンドのアプリケーションは、このタブレットのWindows 10ではうまく動作しません。
ストレージは64 GB、メモリは4GBを内蔵しています。これは通常の低コストタブレットの2倍です。32GB/2GBのPCはなかなか購入しようとは思わないでしょう。同価格帯で倍のストレージが手に入るCHUWI HiBookは購入者にとっては魅力的だと思います。また、最大128GBまでのマイクロSDカードに対応していますので、拡張性も十分でしょう。
充電用TYPE-C USBポートとマイクロ USBを備えています。マイクロUSBポートは、充電することはできません。
ミニHDMIポートとマイク/ヘッドフォン ジャック、内蔵マイクも備わっています。すべてのポート類は、左側にあります。
右側には、ポート・コネクタ類がありません。両側にはスピーカーが1つずつついています。スピーカーは、十分な音量を出力することができ、音が歪むこともありません。
Chuwiは2メガピクセルのフロントカメラと5メガピクセルのリアカメラを備えています。編集せずに、タブレットから直接いくつかのサンプル写真を見てみましょう。見た目は少し色あせた感じで、鮮明な画像を得るは難しいようです。最初はシャッタボタンをタップした後、写真を撮影するまで数秒かかります。2回目以降はすぐに撮影できます。
下の画像は私自身の写真を除くとすべてリアカメラで撮影したものです。重要な写真をとる場合はこのタブレットは使わないほうがよさそうです。
バッテリー容量は、6600 mahで、6時間のバッテリ寿命を提供します。個人的にはもう少しバッテリー寿命がほしいところですが、この価格では期待してはいけませんね。
タブレット本体の重量は550gで、サイズは262 x 167.5 x 8.8 mmです。取り外し可能なオプションのキーボードを装着しても非常に軽量コンパクトです。
CHUWI HiBookはアドオン アクセサリーとして着脱可能なキーボードを販売しています。アマゾンでは6千円~13千円程度で販売されています。キーボードはタブレットの金属ボディと調和したデザインになっています。キーボードは、タブレットの下端の穴にスライドさせて 2つの磁気フック経由で接続します。BluetoothやUSB は必要はなく、キーボードとタブレットの両端の特別なコネクタで接続されます。
頑丈なヒンジは、タブレットを保持しています。その反面、ヒンジがとても硬いので、とても開けずらいです。
キーボードを外すには、並んでるコネクタを押し戻します。
角度はわずかしか動かないので、後方に角度をつけるのが好きな方には役にはあまり立たないでしょう。
キーボードの右端には、電源ケーブルとキャップロックインジケーターがあります。キーボードの後方両側にフラッシュドライブとUSB 2.0 ポートがあります。キーボードはタブレット本体から電力を取得します。コネクタの中間にある2つのフックは、タブレットの下端にロックします。キーボードは少しバッテリーを消耗します。キーボードは窮屈だし、トラックパッドは小さくとても敏感すぎて使い勝手はあまりよくありません。6千円以上だすのであればBluetoothキーボードを購入するという選択もあるかもしれません。右下隅にある矢印キーが小さすぎて、いつもシフトを使用中に誤って矢印キーを入力してしまいます。
デュアル ブート機能は、興味深いセールスの仕掛けですが、それが良いWindowsやAndroidタブレットとしての条件かというと必ずしもそうではない気がします。
同じ価格帯ではChromebooksとも競合するので悩ましいところです。